dとの出会い

高校受験、俺の隣の席にソイツは座っていた。

 

何となく、目につく奴だった。

 

雰囲気が、他人と違っていたのかもしれない。

 

ただ、印象的ではあった。

 

 

スポーツテストの時間

 

ソイツは学年最下位の、点数だった。

 

上体起こし、5回ぐらい?

 

明らかに、手を抜いて

 

不真面目で、側から見て、可笑しな奴だった。

 

 

俺はソイツがあまり好きではなかった。

 

むしろ少し嫌いだった。

 

 

ソイツは所謂、リア充グループに所属していた。

 

不良、ヤンキー、女にモテる、タバコを吸う、

 

そんなカテゴリが集結するグループだ。

 

 

俺は勿論、違うグループに所属していた。

 

所謂、ダメンズってな感じのだ。

 

 

 

続く